更新日:2008,07,23,Wednesday 更新者:yamamoto
暗黙知
ハンガリーの哲学者・社会学者マイケル・ポランニー(Michael Polanyi)によって1966年に提示された概念で、認知のプロセス、或は、言葉に表せる知覚に対して、(全体的・部分的に)言葉に表せない・説明できない知覚を指す。
本日の読売新聞に暗黙知に関するコラムが出ていました。
宮大工の棟梁がどうやって技術を継承していくか・・・その秘訣は「教えない」ことだそうです。
弟子にすべて自分で経験させて、棟梁の仕事振りを盗んで継承させていく。
10分の説明で終わるようなことを、自分で経験させて解決策を導かせるので、数日かかることもあるそうです。
ただ、この「教えない教育方法」は、「棟梁から技術を習得したい」という高いモチベーションを持っている人に限られるそうです。
そうでないと、辞めてしまうからでしょうね。。。
今の若い人(僕もまだ、34歳ですが・・・)は、3年で退職して、会社を転々としてしまう人が多いみたいですが、本当の技術を盗むには、やはり10年単位の時間がかかるみたいです。(天職を探し続けて転職を続ける人にも同じことが言えますね)
僕は、このコラムを読んでひどく納得した点がありました。
それは、本当に伝えたいことは「言葉にできない」と言う点です。
言葉というのは、便利なようで、実はかなり不便です。
なぜなら、たとえば「愛」と言う言葉・・・これを説明しなさいと言ったら、多分、10人が10人違う説明になりますね。
言葉は、その人が生きて経験してきた範囲でしか、使えないし、理解できないと言う不便さがあります。
仕事で、本当に伝えたいことは、経験してもらわないと言葉では伝わらない。
だから、究極的には説明しても「分かってもらえない」と日々痛感しています。
教える立場の人は、学ぶ人が自分で理解するのを後ろから応援するしかないのかもしれませんね。
今、僕は「如何にして人を育てるか?」をテーマに日々業務の中で悪戦苦闘しています。
暗黙知のコラムは、この悪戦苦闘の一つのヒントを与えてくれたような気がしました。
最後に・・・
皆さんは、「働く」と言う言葉に対してどんなイメージを持っていますか?
僕は・・・
「楽しい事」「自分磨きの修行」「お金を稼ぐ行為」
と言う感じかな・・・
一番、子どもに伝えたいのは「働くことは楽しい事だよ」と言う点です。
「ありがとう」と人から感謝されて、生活するためのお金をいただけて、しかも、自分の能力も磨けてしまう・・・
だから、ついつい働きすぎちゃう・・・
だって「働く事」が楽しくでやめられないから・・・
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